ネガティブ感情とのつきあい方

 

日々生活する上で、誰しもいろいろな感情がいろいろな場面で湧き上がって来ますよね。

思いがけず他人によって心を掻き乱されたり、意図せず自分自身を追いつめてしまったり。

朝起きた瞬間から何だか気分がいい日もあれば、訳もなくイライラしたり落ち込んでしまう事も。

機械のスイッチの様に簡単に切り替えられたら楽なのかもしれませんが、そうは行きません。

ここでは、ネガティブな感情が人に与える影響とコントロールの方法について考えてみたいと思います。

不安や怒りなどのネガティブ感情を持ち続けると、実際に身体にも悪影響をもたらすと言われます。

具体的には、血圧を高めたり心拍数を増加させてしまいます。

それは、ネガティブな感情が生み出すストレスの増加が血圧や心拍数の変化に影響を与えるためです。

そしてそのストレスの増加は、体調への悪影響だけでなく、実は脳の老化を早めてしまう可能性があるそうなんです。

いくつになっても、頭と身体が共に健康である事が一番ですよね。

ネガティブ感情をゼロにする事は不可能かと思いますが、完全に支配されない様に定期的にご自分の内側に問いかけてみてはいかがでしょうか?

上手くコントロールしながら日々過ごして行けたら、将来のいろいろなリスクから自身を守る事になります。

結果、周りの方々にご迷惑をかけるリスクも減らす事ができます。

おすすめな手段のひとつに、文字で書き出すという方法があります。

まず、今抱えているネガティブ感情を思いつくまま書き出してみましょう。

文字にして見る事で複雑に思えた感情のもつれが少しずつ整理され、客観視できる様になります。

冷静さを取り戻せれば、更に深いネガティブ感情に飲み込まれずにすみますし、感情を吐き出せた事で心に風穴を開けられます。

少しつらいかもしれませんが、そんな感情のきっかけになった出来事を一度しっかり思い返してみてください。

誰かに言われた事、自分がとった態度や言葉、
様々な角度からネガティブ感情の根源を探ってみましょう。

本当に全てが最悪な出来事だったのでしょうか?

見方を変えたらポジティブな側面があったりはしませんか?

全てを否定する事はやめて、その一連の出来事の中にも自分を褒めてあげたい点を探してみましょう。

また、以前にも似た様な状況はありませんでしたか?

人には多かれ少なかれ考え方の癖があると言います。

いつも同じところでつまづいてしまう事はありませんか?

他の人は気にならない事なのに、なぜか自分は気になって仕方ないなど。

無意識に陥りやすい考え方に気づいてあげられたら、ネガティブ感情の原因を取り除ける可能性もありますよね。

思い込みは捨てて、一度ご自身を斜め上から他人の様に眺めて見てはいかがでしょうか?

いろんな視点が浮かんで来ませんか?
思考パターンを増やしておくと、心が救われる場面も多いと思いますよ。

それからもう一つおすすめの手段としてお話したいのが、ポジティブ思考の人達とできるだけ多く過ごすという事です。

自分とは違う発想や発言や行動が新鮮にうつり、近くにいるだけで自然といい影響を受けている事に気づけると思いますよ。

そして最後にお伝えしたいのが、ネガティブ感情はコントロール次第でプラスの要素に変えられるという事です。

例えば、仕事において慎重に正確に物事を進める事ができます。

それは、心配で先を読みすぎるという感情が逆に役立つという事です。

また、改善すべき問題点に気づきやすく観察力も鋭い場合が多く、新しいアイデアをひらめく可能性も高いんです。

この様に、ネガティブ感情の全てを否定する事はやめて上手につきあって行く事が大切です。

何か感じるところがありましたら、是非参考にしてみてくださいね。

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